2014/06/27

1回で済ませる!?…今日は祖母の祥月命日

6月に結婚すると幸せになれる。「ジューンブライド」とかいう欧米伝来の考え方だが、果たしてその信ぴょう性は?それより筆者の周辺ではここ数年、6月中に亡くなる方が殊のほかに多い。

実は、今日(6月26日)は祖母の祥月命日で、朝から小雨の降る中を墓参りに行ってきた。祖母が死んだのは4年前。父や母、神奈川県にいる叔母さんらとともに病院で最期を看取った。

祖母は生前、筆者に向かってよくこう言って〝脅し〟をかけてきた。「アタシが死んだ後、もしも『オナゴ遊び』どんしてみんね、毎晩夢枕に立ってやっとやけん!」と。

大正3年生まれの祖母は体格が良くて、若い頃はバレーボールの選手だったとか。情にもろい性格である一方、〝破れ口〟で、怒るととても怖かった。

長男が生まれたその晩のこと。出産予定が何日も遅れていたこともあってたまたま外に飲みに行っていたのだが、その時は〝目ん玉〟が飛び出るほど叱られた。

そんなこんなの記憶を呼び戻しながら花柴の水を換え線香を手向けてきた。途中ふと思い出したのだが、4年前と言えば、サッカーW杯の南アフリカ大会が開かれていた。

ところが、余りその当座の出来事を覚えていない。ひょっとして自分だけ…。否々、人間の記憶力なんて所詮そんなものだろう。

毎年この季節に思うのは「初盆」(精霊船)のこと。四十九日の法要をどうするか?極めて微妙な時期でもあるからだ。

先日、筆者の「暴飲・暴食」を見かねた家人が「病気になっとたい!」と、眉をひそめて注意を促してきた。となると、売り言葉に買い言葉。筆者は「嗚呼もう死にたか」と、深く考えもせず応じた。

すると何を思ったか、家人はニヤリとしながらこう返してきた。「わかった。そんなら早よしてネ!」と。

筆者が呆気にとられ「なして?」と尋ねると、「だって、お母さんの初盆と合わせて1回で済むやろもん」。もう〝完敗〟である。

「オバアチャン&お母さん、○○は逞しい嫁になりました」。以上、ご報告まで。